いつも現場でお疲れ様です。
今日は、他の業者の方々との関わり方について話をさせてください。
現場には、たくさんの「他人」がいます
建設現場には、電気、設備、塗装、外構など、様々な業者が出入りしています。
普段顔を合わせない人たちと、限られた期間、同じ現場で仕事をすることになります。
この関係をどう築くかで、現場の進み方が大きく変わります。
「自分の仕事だけ」では現場は回らない
自分の作業だけに集中していれば、それで仕事は成立すると思うかもしれません。
でも、現場はそうではありません。
私たちの工程が遅れれば、次の業者が待つことになります。私たちが資材を通路に置きっぱなしにすれば、他の業者の作業の邪魔になります。私たちが他業者の作業状況を把握していなければ、無駄なやり直しが発生することもあります。
現場は、複数の業者が連動して動く一つのチームです。
声をかけることから、すべてが始まります
特別なことをする必要はありません。
「お疲れ様です」「これから作業に入りますが、大丈夫ですか」「ここ、通っても問題ないですか」
その一言があるかないかで、現場の空気はまったく変わります。
声をかける職人がいる現場は、業者同士の連携がスムーズです。トラブルが起きても、すぐに相談し合える関係ができています。
声をかけない現場は、お互いに無関心になります。何か問題が起きても、誰も気づかない、誰も教えてくれない、そういう状況が生まれやすくなります。
他業者からの評判も、会社の評判です
元請の担当者は、私たちの仕事ぶりだけを見ているわけではありません。
他の業者からの評判も、自然と耳に入ってきます。
「あの会社の職人さんは、声をかけてくれて助かる」
そういう評判は、巡り巡って次の仕事につながります。逆に、「あの業者とは現場で揉めた」という話が広まれば、それだけで信頼を失うことになります。
私たちは、元請だけでなく、現場に関わるすべての人から見られています。
譲り合いが、結果的に自分たちのためになる
現場では、限られたスペースや時間を、複数の業者で分け合う場面があります。
「今日はうちが優先したい」とぶつかり合うこともあれば、「先にどうぞ」と譲り合うこともあります。
譲り合える現場は、結果的に全体の進みが早くなります。お互いが気持ちよく働けるので、無駄なストレスや衝突が減ります。
自分たちの都合だけを優先すると、その場では得をしたように見えても、後で協力を得にくくなることがあります。
良い関係は、次の現場でも活きてきます
建設業界は、思っているより狭い世界です。
今日一緒になった業者と、別の現場でまた一緒になることがあります。
そのとき、「あの現場で助けてもらった」という記憶があれば、自然と協力し合える関係になります。「あの現場で揉めた」という記憶があれば、気まずい現場になってしまいます。
今日の関わり方が、未来の現場をやりやすくも、やりにくくもします。
一緒に現場を作る仲間として
他業者は、競争相手ではありません。
同じ現場を、同じ期限までに、良いものに仕上げるための仲間です。
声をかけること、譲り合うこと、困っていたら手を貸すこと。
その積み重ねが、現場全体の質を上げ、結果として私たちの評判も上げてくれます。
これからも、現場に関わるすべての人と、良い関係を築いていきましょう。

