いつも現場でお疲れ様です。
今日は、少し先の未来の話をさせてください。
10年後、あなたはどんな職人になっているでしょうか。
同じ技術でも、差がつく理由
入社したときは、みんな同じスタートラインに立っています。
同じ研修を受け、同じ現場で経験を積み、同じように技術を身につけていきます。
それなのに、5年、10年と経つうちに、はっきりとした差が生まれていきます。
「あの人に頼みたい」と名前で呼ばれる職人と、技術はあっても誰からも指名されない職人。
その差は、技術力だけでは説明できません。
技術が同じなら、選ばれるのは「人」です
これは私が、長年現場を見てきて確信していることです。
技術が一定のレベルに達すると、その先で選ばれるかどうかを決めるのは、技術以外の部分です。
報告・連絡・相談がきちんとできるか。現場での振る舞いに誠実さがあるか。他の職人や業者とうまくやれるか。約束した時間を守れるか。
これらは、技術の話ではありません。人としての信頼の話です。
そして、信頼は一度の仕事では生まれません。何度も積み重ねた結果として、ようやく形になるものです。
指名される職人がしていること
指名される職人を見ていると、共通点があります。
特別なことをしているわけではありません。
現場に入ったらあいさつをする。気になることがあれば早めに伝える。約束の時間を守る。道具を整理整頓する。
当たり前のことを、当たり前にやり続けています。
派手なことは何もしていません。ただ、誰かが見ていないところでも、同じように丁寧にやっている。それを何年も続けている。
その積み重ねが、ある日「あの人に頼みたい」という言葉になって返ってきます。
指名されないまま技術だけが上がっていく人
一方で、技術はあるのに指名されない職人もいます。
仕事は速い。腕も悪くない。でも、現場での評判がいまひとつ伝わってこない。
話を聞いてみると、報告が遅い。気になることがあっても黙って進める。あいさつが少ない。約束の時間にギリギリで来る。
技術への自信が、いつの間にか「これくらいでいい」という油断につながっていることがあります。
技術だけでは、信頼は積み上がりません。
10年は、思っているより早く来ます
今日の現場での振る舞いが、明日の評判を作ります。
明日の評判が、来月の指名につながります。
来月の指名の積み重ねが、10年後のあなたの立場を決めます。
一つひとつは小さなことです。でも、10年という時間の中で、その小さなことの積み重ねが、とても大きな差になっていきます。
どちらの職人になりたいか
技術だけを磨いて、誰にも指名されない10年を過ごすのか。
技術を磨きながら、信頼も積み上げて、指名され続ける10年を過ごすのか。
どちらも同じだけの時間と努力を必要とします。
だったら、信頼される方を選んでほしいと、私は思っています。
今日のあなたの行動が、10年後のあなたを作っています。
これからも一緒に、選ばれ続ける現場を作っていきましょう。

