いつも現場でお疲れ様です。
今日は、時間の話をさせてください。
「遅刻するな、という話か」と思った方、それだけではありません。時間を守ることの、もう少し深いところの話です。
現場の時間は、つながっています
建設の現場は、多くの業者が関わっています。
内装があれば、設備がある。設備が終わらなければ、次に進めない工程がある。私たちが遅れれば、別の業者が待つことになる。別の業者が待てば、全体の工程が後ろにずれる。
時間を守ることは、自分一人の話ではありません。
現場に関わるすべての人との、約束です。
「少しくらい大丈夫」が積み重なるとき
五分の遅れ。十分の遅れ。
一回一回は小さなことに見えます。
でもその「少しくらい大丈夫」が積み重なったとき、現場全体が少しずつ後ろにずれていきます。そして気づいたときには、誰かが無理をしなければ取り返せない状態になっている。
その「誰か」は、元請の担当者だったりします。
担当者は、上司に報告しなければならない。施主に説明しなければならない。自分のせいではないことを、頭を下げて謝らなければならない。
私たちの「少しくらい大丈夫」が、そういう連鎖を生むことがあります。
時間を守れないと感じたとき
ここで一つ、大切なことをお伝えします。
時間を守ることと同じくらい、いや、それ以上に大切なことがあります。
「守れないかもしれない」と感じた瞬間に、言葉にすることです。
黙って間に合わせようとしなくていい。一人で抱えなくていい。
「このペースだと少し厳しいかもしれません」
その一言を、早い段階で親方か私に伝えてほしいのです。
早く言えば、対処できることがほとんどです。人を追加することもできる。段取りを組み直すこともできる。元請に早めに相談することもできる。
でも、ギリギリまで黙っていると、誰も動けなくなります。
「言ってくれれば何とかなった」という状況を、できる限りなくしたいと思っています。
時間を守る職人が、信頼される理由
元請の担当者は、様々な業者と仕事をしています。
その中で、時間に対して誠実な業者は、記憶に残ります。
約束の時間に来る。終わりの見通しを伝える。遅れそうなときは早めに連絡する。
それだけで「この会社は違う」と感じてもらえます。
技術が同じくらいなら、信頼できる方に頼みたいと思うのは、当然のことです。時間への誠実さは、あなたの技術と同じくらい、あなたの評価を作っています。
時間は、姿勢が外に出たものです
時間を守る人は、仕事に対して誠実な人だと思っています。
約束を大切にする人だと思っています。
それは、一緒に働く人への敬意でもあります。
難しいことではありません。今日の現場で、明日の現場で、その積み重ねがあなたへの信頼を作っていきます。
これからも一緒に、約束を守れる現場を作っていきましょう。

