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報告・連絡・相談を惜しまない理由

報告・連絡・相談を惜しまない理由

いつも現場でお疲れ様です。
今日は、報告・連絡・相談の話をさせてください。
「社会人の基本でしょ」と思った方、その通りです。でも、基本だからこそ、なぜ大切なのかを一度ちゃんと話しておきたいと思いました。

現場で起きていること
何か気になることがある。でも、たぶん大丈夫だろうと思って進める。
壁の収まりが少しおかしい気がする。でも、自分の思い違いかもしれないから黙っておく。
工程が少し後ろにずれてきている気がする。でも、挽回できるかもしれないから言わないでおく。
こういう場面が、現場では毎日のように起きています。
そして多くの場合、その「たぶん大丈夫」が、後から大きな問題になっていきます。

言わなかった理由は、たいてい優しさです
報告しなかった職人を責めたいわけではありません。
言わなかった理由のほとんどは、こういうものです。
「迷惑をかけたくなかった」「大げさだと思われたくなかった」「自分で解決できると思っていた」
それは、気を遣っていたからです。周りへの優しさから来ていることが多い。
でも、その優しさが、結果として周りに大きな迷惑をかけることがあります。
早く言えば五分で解決できたことが、黙っていたせいで半日かかることになる。早く言えば担当者が動けたことが、ギリギリまで黙っていたせいで誰も手を打てなくなる。
本当の優しさは、早めに伝えることの中にあります。

「報告しやすい現場」は、強い現場です
私が目指したいのは、何でも言いやすい現場です。
小さなことでも言える。気になったことをすぐ口にできる。「これって大丈夫ですかね」と気軽に聞ける。
そういう現場は、問題が小さいうちに解決されます。大きなトラブルになる前に、誰かが気づいて動いています。
反対に、「こんなこと言ったら怒られるかな」「また余計なことを言ったと思われるかな」という空気がある現場は、問題が見えにくくなります。気づいていても言えない。言えないから積み重なる。
報告・連絡・相談がしやすい現場は、それだけで強い現場です。

空振りでいい、ということ
一つだけ、覚えておいてほしいことがあります。
気になって報告したけれど、結果として何でもなかった。そういうことは、必ずあります。
それでいいのです。
空振りを恐れて黙っていることの方が、ずっとリスクが高い。「気になったけど大丈夫でした」という報告を、私は迷惑だと思ったことは一度もありません。
むしろ、そういう報告をしてくれる職人を、信頼しています。

元請の担当者が安心できる理由
元請の担当者は、現場のすべてを自分の目で確認することはできません。
だからこそ、現場からの報告を頼りにしています。
問題が起きたとき、早めに報告が上がってくる現場と、ギリギリになって初めて聞かされる現場では、担当者の動き方がまったく変わります。
早めに報告が来る現場の担当者は、余裕を持って対処できます。関係者への連絡も、上司への報告も、落ち着いて動けます。
「この会社は、何かあればすぐ言ってくれる」という信頼が、長い付き合いにつながっていきます。
あなたの一本の連絡が、その信頼を積み上げています。

報告・連絡・相談は、弱さではありません
自分で抱え込まずに伝えることを、頼りなさだと感じる人がいます。
でも私は逆だと思っています。
早めに伝えられる職人は、現場全体が見えている人です。自分一人の仕事だけでなく、周りへの影響まで考えられる人です。
それは、経験と誠実さがなければできないことです。
何でも言ってください。気になることがあれば、小さなことでも声をかけてください。
一緒に、風通しの良い現場を作っていきましょう。

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